今住んでいるレスターを拠点に、イギリス各地に旅行しました。レスターはmidland(イギリス中部)に位置しているため、北へも南へも旅行しやすく、週末を利用してあちこち出かけました。
私のお気に入りは、イギリスの田舎町コッツウォルズ、シェークスピアの生まれた町ストラトフォード・アポン・エイボンと、絵本のピーターラビットの生まれた町湖水地方です。
コッツウォルズ(Cotsworlds)
コッツウォルズ地方には古いの家並みの残る村が点在しています。石灰石でできた石造りの家や、茅葺屋根の家などは本当にかわいくて、何枚も写真を撮りたくなります。コッツウォルズは古英語で「羊小屋のある丘」という意味で、丘陵が続く自然の中に羊が放牧され、何とものどかで癒される風景です。
シェークスピアの生まれた町
〜ストラットフォード・アポン・エイヴォン(Stratford-upon-Avon)〜
イギリスの劇作家として有名なシェークスピアの生まれた町。シェークスピアの生家(写真上)の他、妻アン・ハザウェイの茅葺屋根の家などが有名です。シェークスピアが晩年をすごしたニュー・プレイス(New Place)の庭(写真左)も見る価値あり。また、この町には3つの劇場があって、シェークスピア劇が楽しめます。
湖水地方(Lake District)
美しい湖と小高い丘、のんびり草を食む羊たち・・・絵に描いたような自然美を堪能することができるLake District。私のお気に入りは、ウィンダミアでもボウネスでもケンダルでもなく、グラスミアです。観光地化されてごみごみした他の湖とは違って、グラスミアはヨットも船もなく、風の無い日の水面は本当に鏡のようです。前回湖水地方を訪ねた時は秋でした。今回春に再び訪れてみて思ったのは、やっぱり行くなら絶対春ですね!天気のいい日は、湖が真っ青に見えて、新緑の黄緑とのコントラストが本当にきれいです。湖水地方では、ここで半生を過ごしたベアトリクス・ポターの絵本「ピーター・ラビット」が有名ですが、彼女の住んでいた家ヒル・トップも見学できます。また、ロマン主義詩人のワーズワースもここで生涯を過ごした一人で、彼の生家や暮らした家なども見学できます。
ウォーウィック(Warwick)
ウォーウィックはシェークスピアの生まれた町のストラトフォード・アポン・エイヴォンの側にあります。ウォーウィック城くらいしか見るものはないのですが、この城は必見の価値があります。入場料は約2,000円で、城にしてはちょっと高い??と思ったのですが、それだけの価値があります。城の起源は914年で、そのかなり古い外観とは対照的に、中はとにかく豪華で、あのマダム・タッソーによる超リアルなろう人形(ロンドンにあるマダム・タッソーろう人形館が有名)と共に豪華な調度品が飾られ、ヴィクトリア時代の貴族の生活が再現されています。庭も見ごたえがあるらしく、隅から隅までじっくり見たら、この城1つ見るのにたぶん1日かかるのでは・・・。
バース(Bath)
***** under construction *****
レスター(Leicester) ***私たちはここに住んでいます***
ダンナの赴任先がレスターと聞いたとき、"???・・・聞いたことない町だ。"と思いました。地球の歩き方にも取り上げられていないし、確かにこれといって何もないのですが、強いていえば、旅行業者のThomas cookの創始者トーマス・クック氏は、レスターの出身で、レスター駅には銅像があります。
その他には、以前"名古屋グランパスエイト"で活躍していたゲーリー・リネカー選手もレスターの出身で(最近はテレビ番組やCMですっかり3枚目)、レスターの中心街にある市場では、リネカーのお父さんが「リネカーズ・ショップ」という看板を掲げて、威勢良く野菜や果物を売っています。
町の名前に"〜ester"や"〜aster"とつく町は、ローマ時代からある町。レスターもその1つで、歴史ある町です。ローマ浴場の壁の一部だったJewry Wall、600年前の建物The Guildhall、Lady Jane(18歳の時に9日間だけ女王に即位し、ロンドン塔でメアリーに処刑されたことで有名)の夏の別荘の遺跡等、歴史を感じるものも見られます。
ロンドン(London)
ヨーク(York)
ヨークは、中世の城壁に囲まれた、イギリスで最も古い町の一つです。歴史は紀元前71年にまでさかのぼり、ローマ軍が駐屯地を置いたのを初めとして、後にヴァイキングに占領され、ヨークの名は、その後のノルマン人によって付けられたとのことで、さまざまな民族が侵略を試みた町なのだだそうです。町は中世の雰囲気が満ちていて、シャンブルズという、その昔、肉屋が連なっていた細〜い路地には、一階より二階が突き出た木骨造りの古い家並が残っています。また、イギリス最大のゴシック建築として有名な、英国国教会北管区の総本山"ヨーク・ミンスター"には、イギリス最大のステンドグラスも見られます。
また、ヨークはガイ・フォークスの出身地で、彼が受洗した教会も見ることができます。
ガイ・フォークスは、ロンドンの国会議事堂爆破計画を陰謀し、処刑されたことで知られます。11月5日は、ガイ・フォークス・デーで、各所でガイ人形が焼かれ、家の前では子供たちが花火を打ち上げて、この時期あちこちから花火の音がボンボン聞こえます。
チェスター(Chester)
チェスターは中世の面影を残す町として知られています。特に、ロウズと呼ばれる商店街は、16〜18世紀に建てられたテンバーの建物(黒い梁="テンバー"と白い壁の建物)が続き、思わず見上げながらたたずんでしまいます。それぞれデザインが違っていたり、凝っていて、本当に美しいです。
ウィンブルドン(Wimbledon)
ウィンブルドンに行ってきました。前売り券を入手するのは宝くじ並に難しいと聞いていたので、当日券の列に並びました。朝5時に会場に到着すると、そこには徹夜組のテントの大行列が・・・既にダメかと半分諦めつつ、雨の中約6時間並んで、なんとNo.2コートのチケットを買うことができました。当日、No.2コートでは、モニカ・セレシュの試合があり、バックサイドの最前列の席だったため、本当に真近でセレスを見ることができました。感激!ウィンブルドンお決まりの雨も何度か降り、ものすごいスピードでコートにカバーをかける瞬間も、生で見ることができました。グランドコートでは、杉山愛・藤原の女子ダブルスや、カプリアティのシングルも見てきました。やっぱりプロの球は速い・・・! すっかりテニスしたい気分になって帰ってきました。
オックスフォード(Oxford)
憧れの?オックスフォードは、想像していた以上に街並みが古く、歴史あるカレッジが本当にたくさん集まって、まさに"大学の中に街がある"という感じでした。皇太子様が通ったMerton Collegeや、雅子様の通ったBalliol Colege、ボイルの法則や顕微鏡や完成された元祖のUniversity College、500万冊の本を所有するBodleian図書館の壮大な建物など、どれもこれも古くて壮大で凝った建物でした。St.Mary教会の展望台からの景色は、本当にきれいで、四方に大学を上から眺めることができました。
バーミンガム(Birmingham)
バーミンガムは、ロンドンに次ぐ大都市です。が、特にこれといって見所はないかと思います。強いて言えば、南西にある運河は、ミニ・ヴェネチアといった感じでとてもきれいです。蒸気機関を発明したジェームス・ワット氏は、産業革命で発展したこの町で生涯の殆どをすごしたそうです。
ポーツマス(Portsmouth)
昔、軍港だったポーツマス。ネルソン提督率いるヴィクトリー号が出航し、トラファルガーの戦いで、ナポレオン軍にイギリスが勝利した歴史ある港です。ネルソン提督はイギリスの英雄で、ロンドンの有名なトラファルガー・スクエアには彼の銅像が空高くそびえ立っています。ヴィクトリー号の中も見学できて、なかなか面白かったです。港で売っていたシーフードは新鮮で美味でした。
チェルトナム(Celtenham)
コッツウォルズ丘陵にあるチェルトナムは、保養地として有名です。プロムナード通りは、白いバルコニーが続く優雅な通りとして一際目立っていて、またちょっとイギリスの中でも違った雰囲気です。タウンホールの目の前にあるインペリアル・ガーデンもなかなかきれいでした。
セント・アイヴス(St Ives)
セント・アイヴスは、イギリス南西に突き出したコーンウォール半島にあります。夏も日本に比べたら随分涼しいイギリスでは、夏の休暇は誰もが太陽を求めて南へ南へ下ります。スペインなど海外へ出る人も勿論多いのですが、国内で済ませる人たちは、イギリス南部へ集まってきます。確かに、中部のレスターに住んでいる私たちにとっても、ここセント・アイヴスは暖かく、人は多かったけど、海はきれいだし、ヤシの木があったりで、イギリスに居ながらも夏の気分を味わうことができました。
でもこの海、きれいだし、せっかく夏気分だし、泳ぎたくなるのですが、触ってみたらまるで氷水で、とても泳げるような温度ではありません。でも、泳いでいるイギリス人(おじいさん、おばあさんまで・・・)がたくさんいました。
ミナック劇場(Minack Theatre)
ミナック劇場は、コーンウォール半島海岸沿いの断崖絶壁の上にある野外劇場です。シェークスピア劇も上演されるとか。とにかく、真っ青というか真緑の海がバックで景色は最高だし、舞台も座席も全て石でできているし、"大自然の劇場"という感じで、本当にきれいでした。いつかまたここへ来て、ここでシェークスピア劇が見たい・・・。
ランズ・エンド(Land's End)
読んで字のごとく、地の果て=イギリス最西端です。見えるのは水平線・・・。
ウェールズ(Wales)
イングランドの人たちに聞くと、ウェールズ=羊とみんなが言うように、ウェールズでは羊の放牧がたくさんみられ、とってものどかです。ウェールズでは、英語の他にウェールズ語が話され、看板は併記になっています。
スコットランド(Scotland)
スコットランドの首都エディンバラは、バスの一日券を使って、1泊2日で隅から隅まで見ることができました。町の中心にあるスコッツ・モニュメントの287段の階段を上ると、絶景が広がります。特に印象的だったのは、旧市街の街並み。イングランドとはまた違った建物が並んで、インフォメーションセンターの辺りから遠くに眺めると、本当にきれいでした。また、丘の上にそびえ立つエディンバラ城も存在感があって、中にはイングランドとの戦争に使われた大砲が展示してあり、イングランドと対立してきたスコットランドの歴史を感じました。城の前に伸びるロイヤル・マイルという石畳の道には、お土産屋さんが連なって、有名なタータンチェックのマフラー類やショートブレッド(バタークッキー)があちこちで売っていました。聖ジャイルズ大聖堂は、屋根が王冠の形をした凝った造りで、きれいでした。残念ながら、あのハギスは挑戦できませんでした。
北アイルランド(Northern Ireland)
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