イギリスのクリスマス

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イギリス人は、クリスマスが大好き

10月頃には、既に店にクリスマスグッズが並び始め、
11月にはクリスマス前のクリマスセールが始まり、
12月には、街はクリスマスプレゼントを買い込む人でごった返し、
みんな両手いっぱいにお買い物袋をぶらさげて歩いています。

クリスマスが終わると、しばらくクリスマスの余韻を引きずりつつ、
また来年のクリスマスを楽しみに1年過ごします。

クリスマスプレゼント
"日本と違う"と思ったこと・・・まず、クリスマスプレゼントは、家族や親族一人一人に買うことです。「あの人にはこれを買って、あの人にはあれを・・・」と、プレゼントのも、プレゼントに使う金額も、半端ではありません
そして、ラッピングは自分で。ラッピングペーパーはあっちこっちで売っていて、みんなものすごい量を買っています。
もらったプレゼントは、クリスマスツリーの下に置き、クリスマスの日に開けるそうです。

クリスマスの飾りつけ
X'mas tree
街もツリーや電飾などでクリスマス一色になりますが、各家のデコレーションもすごいです。凝っている人は、ディズニーランド並(笑)。夜はキラキラの電飾で家中が光っています。この時期、夜、車に乗りながらみんなの家の飾りつけを眺めるのは結構楽しいです。
クリスマスツリーは、どの家庭にも飾られています。モミの木など、本物の木を使う人も多く、この時期ガーデニングショップやDIYショップに行くと、ツリー用のいろいろな種類の木が売っています。オーナメントも、毎年毎年新しいのを買って増やす楽しみがあるらしく、お店には色々な種類のキレイなオーナメントがたくさん売っています。お金をかけたくない人は、ポンドショップ(日本でいう100円ショップですが、1ポンド200円弱と2倍する割に、商品のクオリティは日本の100円ショップの方が断然上です。笑)で、安いものも手に入ります。でもやっぱりさすがイギリス人、オーナメントはこだわっていいものを買う人が多い気がします。
この時期の買い物は本当に楽しいです。でも、スリも増える時期なので、お財布には十分気をつけます。

ちなみに、日本ではクリスマスが終わった途端にお正月の飾りつけに早代わりしますが、イギリスでは日本のように新年を大きく祝わないので、クリスマスの飾りつけは1月6日頃までそのまま(笑)。なぜ1月6日なのかは不明ですが(笑)、それを過ぎると家に飾っているツリーもようやくしまうのだそうです。新年を迎えても街中にクリスマスイルミネーションがそのままあるのは、日本人の私にはものすごく不思議な感覚。というか、全くお正月を迎えた気になれないので、日本のお正月が恋しくなります。

クリスマス・パーティ

クリスマスパーティには、クリスマスクラッカーが欠かせません。この時期、あっちこっちで売っています。写真(左)のような飴玉のような形をしていて、両側から引っ張るのですが、伝統的には、

1.自分の前で腕をクロスして
2.隣の人のクラッカーと自分のクラッカーを両手に握り
3.一斉に引っ張ってパンパン!と鳴らして

パーティが始まります。
中には、紙でできた王冠(イメージとしては幼稚園のお遊戯でかぶったような・・・写真右)と、ちょっとした小さいプレゼントと、"なぞなぞ"や豆知識の書いてある紙が入っています。まず、紙製の王冠は、とりあえずみんなかぶります。(イギリス人曰く、"絶対かぶらなくちゃダメ"。)プレゼントは、キーホルダーや爪ブラシなど、だいたい大したものは入っていませんが、みんな最初から期待していないので気にしません。(勿論、高いクラッカーを買うといいものが入っていますが)なぞなぞは、大体寒いものばかり?(笑)。ともあれ、このクラッカーで、パーティは始まります。
テーブルには、膨らませて離すと音を出しながら飛んでいく風船の様な"子供だましの遊び道具"?などが置いてあり、だいたい、席につくとイギリス人は勝手にそれで遊び始めます。風船を膨らましては友達めがけてピュ〜!と飛ばしたり、イギリス人の男の人はみんな、童心を失うことなく子供のようにはしゃいで楽しんで、何ともかわいいです。

仮装
tub クリスマスパーティは、仮装パーティの場合もあります。
今回、ダンナの会社のメンバーで行われたパーティは「白黒」がテーマの仮装パーティでした。もちろん、派手にすればするだけ恥ずかしい?ので、頑張った人には賞品が用意されています。
今回、私はチャーリーチャップリンで25ポンド相当の賞品をゲットしました(笑)。
写真は、もう一人女性で賞品をゲットした、ピエロに扮したPam(一児の母)です。他にも、全身タイツで百一匹ワンちゃんをやっている人、白いコンタクトレンズをはめてゾンビをやっている人など・・・楽しいパーティでした。
ちなみに、イギリス人は飲んだら車には絶対乗らない(飲酒運転でつかまると刑務所行き)ので、クリスマスパーティのように遅くまで思いっきり飲んで騒ぎたい時は、ホテルを貸しきったりして泊まりでやることも多いようです。隣町のホテルでする場合も多く、勿論、車で向かうわけですが、人によっては家で仮装のメイクをしてから出かける?そうで・・・(笑)

仮装して高速道路を運転しているイギリス人・・・

想像すると超笑えます。

クリスマス当日
イギリスでは、クリスマス当日は家族と過ごします。日本はクリスマス・イブの方が"クリスマス"のイメージが強く、しかも彼や彼女と過ごす人が多いですが、イギリス人は結婚していても、どちらかの両親の家でクリスマスを過ごします。普段は遠く離れて暮らしている家族が、25日にはほぼ全員実家に集まり、ナッツ類や、Minced-pieという、ドライフルーツの入ったパイ(まずい)を食べたり、シェリー酒ポルトワインを飲んだり、朝から晩まで、飲んで食べて、映画を見て、のんびりすごします。
夜には、お母さんの作ったクリスマス・ディナーを食べます。もちろん、メインはローストターキー(もちろん丸焼き)。この時期、イギリスのスーパーへ行くと、どこでも手に入ります。日本のスーパーで丸一匹のターキーなんてあまり見かけないので、「ターキーってチキンより随分大きいんだぁ・・・」なんて思ったりしました。ターキーには、ベイクドポテトやニンジン、ブロッコリーなどの茹で野菜が添えられ、グレービーソースをたっぷりかけて食べます。デザートにはクリスマス・プディング。干しブドウ系のドライフルーツがたっぷり入ったスポンジケーキにシロップを染み込ませたもので、カスタードにどっぷり浸かって出てきたりします。イギリス人でも好きな人と嫌いな人といるらしく(甘〜くて、私は好きじゃないです)、賛否両論のようですが(笑)、毎年楽しみにこだわりを持って買う人もいれば、手作りの人もいるようです。

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