ポケットティッシュは何度も使う


花粉の季節になると思い出します。
学校の先生が風邪を引いていました。鼻がズルズルだったので、授業の途中で「Excuse me」と言いながら、おもむろにポケットからティッシュを出しました。
当然、鼻をかむことは予想されたのですが、出したティッシュはシワシワで、どう見ても使用済み。かんだティッシュは、またもとのポケットに突っ込まれて授業が続きます。"へぇ〜・・・"とちょっとびっくりしながらも、"カバンにティッシュを取りに行くのは間に合わなかったのかなぁ?"等と勝手に想像しながら、また授業に集中していました。
しばらくすると、先生はまたくしゃみをして・・・鼻が出ます。"まさか・・・。" いやいや、その"まさか"で、さっきのポケットに手を突っ込んでさっき鼻をかんだシワシワのティッシュで再びチーンと鼻をかみました。"へぇ〜・・・・・・" 
確かに、次に使う頃には、ティッシュは多少乾いてきているのでしょうが・・・一度鼻をかんだティッシュでまたかむなんて、本当にびっくりでした。だって、鼻をかんだティッシュはゴミ箱に捨てるものでしょう?それが少なくとも日本では当たり前。。。まぁ、この先生がちょっと変わっているのかも?(ちなみに、女性でした)と思っていたのですが、何のことはない、後に同じことをしているイギリス人を何度も見かけたのです。

ちなみに、イギリスのお店で売っているポケットティッシュは、一番安いスーパーブランドのものでも、まるで紙ナフキンのように、分厚くて、縁が花柄になっていたりして、何度も使うことを前提としているとしか思えないゴージャスなものでした。

イギリスは日本に比べて紙一つとっても値段が高いし、日本人のように何でもポイポイと無駄に使って捨てることなく、限られた資源を大切にしているのだなぁと関心するのでした。

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