イギリスで医者の世話になるとは・・・。
私ではなくダンナが、ですが、1週間入院しました。原因は、町医者に処方された抗生物質による副作用でした。
最悪な医療制度
イギリスの医療体制は先進国とは思えない程ひどい状況で、ニュースでも毎日のように話題になっています。詳しくは、ここをクリックしてください。
今回、ダンナがインフルンザにかかり、以来、微熱が続いた為、初めてGPへ行くことになりました。予約の電話を入れると、担当のドクターに会えるのは5日後だと言われました。「もう一人のドクターなら3日後に予約できるけど?」と言われ、とりあえず予約。会ってみれば、結構なお年のお爺さんドクターだったそうです。
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恐るべし抗生物質
爺さんドクターに処方されたのは、Amoxicillinという名の抗生物質でした。"イギリスで感染した菌にはイギリスの薬が効くかもしれないし・・・"と、4日程飲み続けたところ、5日目にひどい腹痛が始まりました。下痢と嘔吐の末には血便に・・・今まで薬の副作用なんてなかった人だし、血便なんて生まれて初めての経験で、あの時は2人とも本当にびっくりしました。
後で知ったのですが、このAmoxicillin、飲んだ人の20%に下痢等の副作用が出る薬だったらしく、(処方した医者は何も言ってくれなかったようですが)、また、イギリスの抗生物質は日本人には強すぎるので飲まない方がいいそうです。(留学生の皆さん、お気をつけ下さい。)
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恐るべし診断
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血便が出てすぐにGPに電話したところ、当然「予約は3日後までいっぱいだけど」と言うので、 「こうこうこういう事情で、緊急です!」 と主張して、何とかその日中にドクターに会うことができました。でもドクターは問診(会話)しただけで、下した診断は、 「多分、抗生物質のせいでしょう。4〜5日様子を見ましょう。何も食べずにお水をたくさん飲んで。」と・・・。
4〜5日?!血便なんて一大事なのに?(だって便は健康のバロメータだし)、血圧も取らなければ、便も血液も取らずに、問診だけで何が分かるの?! だんだんイライラしてきました。 夜になっても腹痛(激痛)も下痢も一向に良くなりません。心配で心配で、夜中に緊急のドクターに電話して診てもらいましたが、今度の医者は、 「多分抗生物質のせいでしょう。何か食べた方がいい。ヨーグルトを食べなさい。」と。どっちが本当なんだ・・・?食べるべきか、食べないべきか・・・う〜ん・・ とりあえず、私たち日本人、医者に言われることは信じて、その日はヨーグルトとスープを飲んで寝ました。
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病院に紹介してくれるまで
次の日の朝になっても状況は変わらず、1時間置きにはトイレにいく状態。このままでは血圧だって下がってしまう・・・。やっぱり4〜5日も放っておけない!ということで、朝と昼、GPに強引に行きました。でも、何度「よくならないから!」と言っても、相変わらず問診のみ。さすがにこのままでは危ないと思って、どんなに高くても、プライベートの医者に行くことに決めました。
隣の家に、「どこかいい医者は知らないか?」と聞きに行くと、私の代わりにGPに電話して交渉してくれると言うではないですか。夕方、その日3度目の診察を受け、ようやく病院に送ってくれることになりました。これほど隣人の温かさに触れて感激したことはありません。
GPは、血便の下痢になって丸2日にしてようやく、血圧を測ったり、お尻を診たりしていました。何と言うか、"病院に送る手前、紹介状を書くために、GPとしてあわててあれこれ診断している"みたいな感じで、頭にきました。
病院にアポを取った後、再度呼ばれたのですが、何と
「入院の準備をしてここの病院に行くように」と言われました。
え?!入院なの?!
・・・・・さっきまで「4〜5日様子をみましょう」って言ってたのに、入院?!
でも、日本で入院なんて言われたらもっとショックを受けるところですが、正直、やっと病院に行けるということで、ちょっと安心したのは事実です。
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学生ドクター
海外で入院・・・大変なことになってしまいました。病院に着くとベットが用意してありました。 ドクターを待つこと30分。(参考までに、最高77時間?待った人がいて、ギネスブックに載ったそうです) 現れたのは、スキンヘッドに青いサングラス眼鏡をかけ、鮮やかなスカイブルーのシャツを着た若い男の人でした。
"・・・・・まさかね。" ダンナと顔を見合わせていると、
「私がドクターの○×△です。」と名乗って、診察を始めました。日本のお医者さんのイメージって白衣着てて・・・まぁまぁ、いいとしましょう。お医者さんならば。
一通り質問を終え、お尻の検査に入りました。検査を終えて、「All right.」と随分偉そうに言って去っていったのですが、しばらくして女医さんが現れ、
「申し訳ないけど、今の検査をもう一度、もうちょっと詳しく私がやります」と・・・。
「やっぱりー!! あっいつー、青二才だなー!」
日本語が通じないのをいいことに、そんなことを口走りながら、二度目のお尻検査をくらうダンナ(笑)。 女医さんは、あれこれ青二才に"教えながら"診察していました。(ちなみに、女医さんは小柄で若くて超かわいらしい人で、ダンナも恥ずかしかったことでしょう。)
その後、青二才が採血をしたのですが、血液が漏れて、明かに失敗していました。
その病院は、大学病院で、時々教授を先頭に、生徒(医者の卵?)がぞろぞろついていく光景を見ました。後に見かけたのですが、その卵の中に、スキンヘッドの青二才がいました。
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スペシャリスト
病院では、点滴専門の人、採血専門の人、体温測定専門の人、紅茶を配る専門の人、飲み薬屋さん・・・全てが分業制になっていました。看護婦さんだからと言っても、担当が違えば「私はこれはできません」と言われ、スペシャリストが来るのをひたすら、そしてひたすら待ちます。確かに、スペシャリストだったら間違いはないのかもしれないけど・・・かなり非効率的。
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その他驚愕の数々・・・
・入院当日、名前・住所・IDを記入したリストバンドをつけられた。
・毎日持ってきてくれるデキャンターの水は"氷水"。
・紅茶サービスおばさんは"1時間置き"にやってくる。(みんな一杯頼む。←カフェイン取りすぎ?)
・3日間水分のみの生活の後、ようやく食事の許可が出た日のランチは"ラザニア"や"シチュー"の"バイキング"(=食べ放題)
・その翌日のランチにフィッシュ&チップス(大人気)
お国柄なんでしょうか・・・?
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