エディンバラHogmanay

クリスマスを盛大に祝うイギリスでは、新年はあっさり過ぎていきます
勿論、ロンドンのトラファルガー広場ではカウントダウンをするし(今年はテロ対策で中止になりましたが)、ここレスターでもシティセンターで地味ながらもカウントダウンはします。が、クリスマスのイルミネーションは1月になってもそのまま。。。日本のように、12月26日から街中が一気にお正月の雰囲気になるなんてことはありません。
でも、スコットランドのエディンバラのカウントダウン・イベント"HOGMANAY"は盛大なことで有名で、世界各国から人が集まり、野外コンサートストリート・パーティが行われます。

宿探し・・・
まず、大晦日にエディンバラで宿を探すのは至難の業でした。B&Bはクローズしてしまうところもあるし、Hogmanay中はどこもかなりの値上げをしているにもかかわらず、相当前もって予約しないと、ホテルもB&Bもどこも満室になってしまうことがわかりました。実際、元旦に空港の長椅子で眠り込んでいる人を何人か見かけたのですが、きっと宿無しで、徹夜した人たちだったのでしょう。

ストリート・パーティ
ストリート・パーティは、チケットを買わないと参加できません。昼間の間は歩行者は普通に通れるのですが、既に車は通行止めになっていて、夜パーティの時間に近くなると、一気に道路が閉鎖されて、警備に人があっちこっちに立って、チケットを見せないとそのストリートには入れなくなます。
お城の前のガーデンには、スケートリンクや観覧車などが設置されて、10時から始まる野外コンサートには、そこそこ有名な人が何人か来て、カウントダウンまで演奏が続きます。
スコットランドは、緯度からしても、もともとイングランドより寒いのですが、「Hogmanayの夜は毎年決まって冷え込むのよ」と現地の人が言っていたので、夜中に何時間も外で過ごすことを考えて、ズボンの下には毛糸のタイツをはいて、靴下は二重にして、何枚も重ね着をして出かけました。にもかかわらず、コンサートを見ている間にかなり冷えてしまいました。みんな寒いので、お酒を飲んで酔っ払って騒いで温まるという感じでした。そう言えば、酒屋には行列ができていました。
カウントダウンの時間に近づいてくると、どんどん人が増えてきて、プリンセス・ストリートというメインのストリートは、もう歩けないくらいすごい人に。。。しかも、飲みすぎて酔っ払ったイギリス人男性が、あっちこっちでお店に向かっておしっこをしている・・・。あれは本当に呆然でした(笑)。通りはすっかりゴミやビールの空き缶だらけで、雨も降ってないのに歩道が水びたし(水か??)になっていてヒェ〜・・・本当にすごいことになっていました。
そして待ちに待ったカウントダウン!みんなで一緒に数えて、「ハッピィニューイヤーーー!!!」と叫び、同時に丘の上のエディンバラ城の後ろから、ものすごい数の花火が一気にボンボン上がります。ただでさえ、"街のど真ん中の丘の上にそびえ立つエディンバラ城"は、他にはないすごい景色なのですが、その背後から、日本の夏の花火大会のフィナーレのような勢いで花火がボンボン上がった時は、本当に感動的でした。
面白いのは、このエディンバラHOGMANAYでは、新年になった時に、ストリート中で、"知らない人同士でも"みんなキスをしまくるという習慣があるらしく、(もともとイギリス人は挨拶でほっぺにキスをするのですが)、「気をつけなくちゃ!」と思っていたのですが、知らない男の子と順番にベロベロとキスしている女の子がいて、まさに唖然でした。

それにしても、今まで生きてきて一番"感動的"且つ"衝撃的"な新年の幕開けでした。

エディンバラ城と花火のコンビネーションは本当にすごかったので絶対オススメです。

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