ストリート・パーティ
ストリート・パーティは、チケットを買わないと参加できません。昼間の間は歩行者は普通に通れるのですが、既に車は通行止めになっていて、夜パーティの時間に近くなると、一気に道路が閉鎖されて、警備に人があっちこっちに立って、チケットを見せないとそのストリートには入れなくなます。
お城の前のガーデンには、スケートリンクや観覧車などが設置されて、10時から始まる野外コンサートには、そこそこ有名な人が何人か来て、カウントダウンまで演奏が続きます。
スコットランドは、緯度からしても、もともとイングランドより寒いのですが、「Hogmanayの夜は毎年決まって冷え込むのよ」と現地の人が言っていたので、夜中に何時間も外で過ごすことを考えて、ズボンの下には毛糸のタイツをはいて、靴下は二重にして、何枚も重ね着をして出かけました。にもかかわらず、コンサートを見ている間にかなり冷えてしまいました。みんな寒いので、お酒を飲んで酔っ払って騒いで温まるという感じでした。そう言えば、酒屋には行列ができていました。
カウントダウンの時間に近づいてくると、どんどん人が増えてきて、プリンセス・ストリートというメインのストリートは、もう歩けないくらいすごい人に。。。しかも、飲みすぎて酔っ払ったイギリス人男性が、あっちこっちでお店に向かっておしっこをしている・・・。あれは本当に呆然でした(笑)。通りはすっかりゴミやビールの空き缶だらけで、雨も降ってないのに歩道が水びたし(水か??)になっていてヒェ〜・・・本当にすごいことになっていました。
そして待ちに待ったカウントダウン!みんなで一緒に数えて、「ハッピィニューイヤーーー!!!」と叫び、同時に丘の上のエディンバラ城の後ろから、ものすごい数の花火が一気にボンボン上がります。ただでさえ、"街のど真ん中の丘の上にそびえ立つエディンバラ城"は、他にはないすごい景色なのですが、その背後から、日本の夏の花火大会のフィナーレのような勢いで花火がボンボン上がった時は、本当に感動的でした。
面白いのは、このエディンバラHOGMANAYでは、新年になった時に、ストリート中で、"知らない人同士でも"みんなキスをしまくるという習慣があるらしく、(もともとイギリス人は挨拶でほっぺにキスをするのですが)、「気をつけなくちゃ!」と思っていたのですが、知らない男の子と順番にベロベロとキスしている女の子がいて、まさに唖然でした。
それにしても、今まで生きてきて一番"感動的"且つ"衝撃的"な新年の幕開けでした。
エディンバラ城と花火のコンビネーションは本当にすごかったので絶対オススメです。